妊娠8カ月頃になって、体調に問題ないようでしたら、乳首マッサージと会陰マッサージを始めましょう。どちらも絶対やるべきです。私の場合、乳首は丈夫、かつマシュマロみたいに柔らかくなり、会陰も柔軟になることで恐怖の会陰切開をせずに済みました。(助産院なので、そもそも会陰切開はしないのですが。ごく小さな傷ができただけでした。)

乳首マッサージ

用意するもの

  • 小皿
  • 塩(料理用)
  • ガーゼのハンカチ

やり方

乳首マッサージをすると、お腹が張る場合があります。気持ち悪くなったら、その日はマッサージをお休みにしましょう。私に教えてくれた助産師さんによると「(妊娠後期だと)お腹が張る時に赤ちゃんは下に降りてくる。だから、お腹が張ったらラッキーと思って、更に激しく乳首マッサージしなさい」と。ひぃ、スパルタ。

 

私はお風呂で腰浴をしながらやっていました。お風呂だと、塩がこぼれても気になりません。

  1. 小皿に塩を小さじ1入れる
  2. ガーゼをお湯で湿らせてから、片手でガーゼ越しに塩を一つまみ取る
  3. 片方の乳首ずつ下記の要領でマッサージ
    1. 親指・人差し指・中指の3本で、乳首を乳輪のところから縦につまむ。【10秒】
      「つねる」「引っ張る」のではなく、「じゅわーっ」とスポンジを押すように。
      (赤ちゃんは乳輪部分からくわえるので、乳輪も柔らかくする必要があります)
    2. 1.の動作を角度を変えてもう一度。じゅわーっ。【10秒】
    3. その指の形のまま、乳首をゴリゴリこする。角度を変えてもう一度。【各10秒】
    4. 親指と人差し指で横から乳首&乳輪をつまむ。じゅわーっ。【10秒】
    5. 角度を変えてもう一度。じゅわーっ。【10秒】
    6. その指の形のまま、乳首~乳輪をゴリゴリ。角度を変えてもう一度。【各10秒】
    7. 乳頭を人差し指でゴリゴリとこする。【10秒】

 

塩が足りなければ、適宜足して下さい。塩がしみて痛い場合、毎日続ければ1週間くらいで乳首が丈夫になって痛くなくなる、はず。(あくまで私の場合です)

妊娠後期ですと、黄色の液体がニュルニュルと乳首から出るかも知れませんが、それは「初乳」というもので、膿(うみ)ではありません。私は大いに焦りました(笑)。

会陰マッサージ

妊娠8ヶ月頃を目処に始めましょう。

お腹が大きく、自分の手が会陰に届きづらい場合は、パートナーにやってもらうといいです。パートナーが怖がったら、そこは説得です。「会陰を切られるのは誰だと思ってんだ」と。

 

最初はめちゃくちゃ痛いです

お腹が張る場合もありますので、ゆっくり進めましょう。

まずは一週間!!痛さを我慢して続ければ楽になるので、

くじけずに頑張りましょう!!

 

用意するもの

  • 植物100%オイル
    ※私は助産院のすすめで「太白胡麻油」(調理用)を使用。コスパ◎

右上の図の数字は、会陰を時計板に見立てています。以下の説明は、「6時の方向に~」というように時計板の数字で書いています。

 

【姿勢】お風呂で身体を温めて血行を良くしてから、お風呂の洗い場で行います。

  • パートナーが行なう場合
    パートナーに向かって体育座りの状態から両足開脚。俗に言うM字開脚です。
  • 自分で行なう場合
    上記の姿勢でもOKですが、手が届きづらい場合は、浴槽などにつかまって、足を肩幅に開いてしゃがんだ姿勢行ないます。
  1. オイルを手の親指もしくは中指にたっぷりつけ、膣口に指の根元まで挿入。息を吸って、ゆっくりと吐きながら6時の方向に指を引き下げます。

    ※慣れてきたら、指の根元だけではなく、指先の部分から6時の方向に広がるように、指先にもしっかり力を入れるように気をつけましょう。

 

2. ゆっくり息を吐きながら、3時もしくは9時の方向へ、指で広げます。

  やはり慣れてきたら、指先に力を入れるように気をつけましょう。

3. 上記の1と2を数回ずつ順番に繰り返してから、

  息を吐きながら、3時~6時~9時の部分をグル~っと半円を描くように押し広げます。

  やはり、指先の部分も同様に押し広げられているか注意しましょう。

以上で会陰マッサージは終了。慣れたら指を1本→2本→3本に。

オイルは皮膚から吸収されるので、軽く洗い流せばOKです。ただし…

洗い場の床がヌルヌルで滑るので、ご注意ください!!